肥満と便秘の関係とは?
便秘の時は体が重くなったようで、気分がすっきりしない。そんな感覚皆さんにも覚えがあるのではないでしょうか。
実は便秘と肥満には密接な関係があると考えられています。
便秘になって、腸の中に体に不要な老廃物が溜まると悪玉菌が繁殖しやすくなり、自分では分からない微細な炎症が体の中でくすぶり続けている状態になります。いわゆる慢性炎症といわれるものです。自律神経の失調やや自己免疫疾患等の原因の根底に慢性炎症があると最近言われるようになりました。
便秘になるとお腹がぽっこりするだけではなくて、お腹周りの皮下脂肪がたまりやすくなります。なぜかというと、腸粘膜に慢性炎症が起こると、インスリンというホルモンの働きが鈍ってしまい、体がより多くのインスリンを出そうと頑張るのですが、インスリンは脂肪細胞を大きくする働きがあるため、過剰に放出されるとメタボリックシンドローム(いわゆるメタボ)の原因になってしまうのです。
ダイエットをしてスリムになりたいなら、単純に食事のカロリーを減らすだけではなく、腸内環境から見直してみましょう。