低FODMAP
一般にお腹に良いと言われる発酵食品ですが、これらを多くとることで逆にお腹の調子が悪くなる人がいます。
FODMAP(フォドマップ)は、小腸で吸収されにくく大腸で発酵しやすい糖質の総称で、以下の頭文字を合わせた言葉です。
F : 発酵性
O : オリゴ糖
D : 二糖類 ラクトース(乳糖)が代表
M : 単糖類 フルクトース(果糖)が代表
and
P : ポリオール類 ソルビトールやキシリトール
これらの食品は過度に取り過ぎると腸が過敏になったり、腹部の膨満感や痛み、下痢、便秘などを引き起こすことがあります。また、吸収されずに長く腸内に留まって発酵し、多量のガスを発生させる原因にもなります。
今まで「腸活」と言うように腸にいいと考えられてきた食べ物が過剰摂取で逆効果になることがあるのです。
低FODMAP食とはこれらの不調の原因となる高FODMAPの食品を避けて、不調の原因を探る食事療法です。実践する場合は、数週間かけて不調の原因となる食品を特定し、そのほかは栄養バランスのいい食事を心がけましょう。不調の原因が特定できると、自分の体に合う食事や、外食時に避けるべきものがわかってきます。