赤ら顔と腸内環境

赤ら顔と腸内環境

赤ら顔や原因不明の湿疹に悩んでいる人は日本国内だけで数百万人に上ると言われています。

酒さとは頬や鼻などにしつこく湿疹や赤みが現れる慢性炎症疾患で、ニキビに似た丘疹や膿疱が生じ、血管が拡張してひりひりするような感覚があることもあります。有名なところではダイアナ妃やクリントン元大統領がこの症状を持っていました。 

酒さは硫黄を含んだローションや外用薬で一時的には症状が治まっても再燃を繰り返すことがよくあり、発症した人は長年悩まされています。

原因については完全に解明されていませんが、以下が要因とされています。

・タバコ

・アルコール、カフェインの摂取

・食習慣の乱れ(脂っこいもの、甘いもの、辛い物の食べ過ぎ)

・便秘気味

・ニキビダニ

また最近では、酒さと小腸細菌異常増殖症(SIBO)との関係も指摘されています。SIBOとは、小腸で腸内細菌が異常に増えすぎることでお腹の張り、胃酸の逆流や便秘など多くの不調を引き起こす病気のことです。

腸活や菌活は健康な人には良いものですが、今健康に悩みがある人は、外から菌を取り入れるよりも、まず腸内粘膜環境を整えることが大事かもしれません。 

 

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