
過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome)
腸が精神的ストレスや自律神経失調などの原因で刺激に過敏な状態になり、便通異常をおこす病気。
今や全人口の10%相当がこの症状に悩んでいると言われる現代病です。
便秘型、下痢型、便秘と下痢を繰り返す不安定型など症状のでかたは様々ですが、お腹の痛み、便秘・下痢、不安などの症状のために日常生活に支障をきたすことが少なくありません。
IBSの人は脂質の多い食事、カフェイン、香辛料など腸管を刺激するものを避けて、バランスの良い食生活、十分な睡眠時間を確保することが推奨されます。また一般の人に良いとされる食物繊維、特に不溶性食物繊維(ごぼう、切り干し大根、ブロッコリー、ナッツなど)をとり過ぎると下痢や腹部膨満感がでやすくなることがありますので注意が必要です。